検査

骨粗鬆症検診について

医学の進歩によって現代では病気の早期発見・早期治療ができるようになってきました。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)検診もそのひとつです。骨粗鬆症の心配がある人はもちろん、若く健康な人でも、骨粗鬆症検診を受けて、現代の自分の骨の状態をよく知っておけば、今後の骨の健康維持に役立ちます。
中高年以降は年1~2回程度受けるのがベストです。
ただし、骨粗鬆症の予防や治療の上で、検査値の増減に一喜一憂しすぎるには考えものです。
大きな変動があったときや異常が認められたときは、医師から詳しい説明がありますので、神経質になって悩む必要はありません。

骨粗鬆症検診方法

骨質タイトル

【DXA方法】
当院では、DXA法による骨密度検査を実施しております。
DXA法とは、エネルギーの低い2種類のX線を使って測定。全身のほとんどの骨を測ることができます。腰の骨(腰椎)や太もものつけ根(大腿骨近位部)の骨密度を正確に計測できます。

骨密度が正常でも骨折する方がおられます。それは骨質が劣化しているからです。
海綿骨スコア(TBS:Trabecular Bone Score)を測ることによって骨質を評価することができます。

海綿骨スコア(TBS)が低いと背骨の圧迫骨折が起こる可能性が高くなります。
骨密度の低下よりも海綿骨スコア(TBS)の低下の方が背骨の圧迫骨折との関係が深いと言われています。

骨密度
図1
海綿骨スコア