AKA療法

AKAとは・・・

AKAとはArthrokinematic approach(関節運動学的アプローチ)という言葉を略したものです。
AKA療法は「関節運動学」及び「関節神経学」という学問に基づいて行われる徒手医学の一つです。
AKA博田法は、1979年に博田節夫氏により開発された療法です。

施術方法

仙腸関節を中心に、体幹の関節を極めて愛護的に動かすことにより、身体の痛みやシビレをとる方法です。関節を動かす時の強さは、寝ている幼児を起さない位の強さで行いますので、実際にAKAが行われているときに患者さんに感想を求めますと、「静かに身体に触られているだけだ。」と言われます。 AKA療法は、3~4週間に一度行います。治療の効果は、病状により、その場で認められる場合、1~2週間後に認められる場合など、様々です。 AKAを施行後、1週間経過した段階で、AKA施行前より、幾分かでも症状が軽快していれば、その後のAKAで、より良好な効果が出てくる可能性はあります。

マニピュレーション、カイロプラクティックとの違い

徒手医学療法で有名な治療法の一つに、マニピュレーションやカイロプラクティックという方法があります。これらにはthrust(スラスト)といって暴力的に関節を動かす手技があるため、脊柱管内に病変があると神経麻痺をもたらすことがあり、一般の整形外科医からは危険な方法と考えられ、忌み嫌われております。しかし同じ徒手医学であっても、AKAにはスラストという手技はなく安全な方法です。

総括

関節運動学を用いた医療は、米国やヨーロッパ諸国では行われておりますが、現在の日本の整形外科では行われていないため、患者さんが手足のしびれを訴えても、MRIなどの画像検査で異常所見がなければ、関節運動学や関節神経学についての見識のない医師は、原因をきちんと把握できないことがあります。当院では、日本AKA医学会の指導医である理事長を始めとして、リハビリのスタッフもAKAを行うことができます。

AKAが万能の治療法であるとは決して申しませんが、従来の治療法で効果のない場合でも、AKA療法で症状が改善したり治癒したりする患者さんは、枚挙にいとまがありません。
しびれや痛みでお困りの方は、是非当院でAKA療法を受けてみて下さい。

AKAの予約受付

(月曜・木曜・金曜実施)

0134-62-3131(予約担当)